鹿児島 大黒様:鮫島工芸社

入手場所:鮫島工芸社
鹿児島県鹿児島市武2-2-14
TEL:099-255-0928
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鹿児島県を代表とする信仰玩具に「オッのコンボ」という名の姫だるまがある。
とても日本語とは思えないネーミング、口に出すのも言いにくい。

そんな「オッのコンボ」を製作販売しているのが市内にある鮫島工芸社さん。

玄関にはおびただしい数のオッのコンボが並んでいる。
そんな中、金ピカで福々しい顔をした人形の姿も見えた。



鮫島さんに伺うと金ピカ人形は「大黒様」で、オッのコンボは大黒様の奥さまとの事。
金ピカで丸みのあるシルエット、穏やかな笑みを浮かべた表情に癒される。
大勢の奥さまがいて羨ましい限りだ。


頂いた栞によると…

鹿児島風土記「大黒信仰の由来」
起き上がり小法師 オッのコンボ
島津家数百年の藩政時代より現在に至るまで、鹿児島地方では、台所に大黒様をまつり、必ず起き上がり小法師 「オッのコンボ」を家族の人数より1つ余計に買って帰り新年の家族一同の無病息災の祈願と家族みんなの数よりひとつ余計に幸福がやってくるようにという願いを込めて祀ってきました。

オッのコンボ お供えの仕方他
・お供え場所
台所・安全な火元の周辺または冷蔵庫の上か食器棚の上などに小さなお盆にのせて火元に向くよう供えてください。
・古い起き上がり小法師の処理の仕方
古くなったオッのコンボやダルマは、初市会場当店へお持ちください。
・お祝いの仕方
新しいオッのコンボやダルマをお供えする際は、千本 (センモト=わけぎ)の酢味噌和えを一緒 大黒様へお供えします。
・大黒様の花柴とご飯の上げ方
大黒様専用の花柴 「ネズミモチ」をお供えしましょう。
ご飯は、盛り上げず磨切 (スリキ) って上げてください。
と書かれていた。

大黒様って“ネギぬた”とネズミモチが好きなのかな?
ところでネズミモチって何だろう?
入手日:2023年3月23日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
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石見長浜土鈴 黒般若:日下義明商店

入手場所:島根県物産観光館
島根県松江市殿町191
TEL:0120-404-150
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島根県郷土玩具ツアー。
松江城から徒歩1分の場所にある「島根ふるさと館」の館内にある「島根県物産観光館」にやって来た。

島根県物産観光館は島根県の特産品やお土産品を展示・販売している施設。
和菓子、工芸品、陶器、玩具、農水産加工品などが豊富に揃っているので島根県のお土産選びにバッチリだ。
2階に上がると工芸品コーナーがあり、奥には島根県を代表とする郷土玩具が並んでいた。

その中の1つ「石見長浜土鈴の黒般若」を購入。
石見長浜土鈴は島根県浜田市で作られる伝統的な土人形。
粘土で型抜きし、素焼き、彩色して仕上げられる。
江戸時代中期に生産が始まり縁起物として庶民に広まった。

石見長浜土鈴は石見神楽と長浜人形がコラボした作品。
石見神楽は島根県西部の石見地方に古くから伝わる伝統芸能で、般若は石見神楽の代表的な演目の1つ。
高さ10cm、幅7cmほど。
石見神楽の般若面をモチーフにした土鈴。
黒い台座の土鈴に怖い顔した般若面が付いて睨みを効かせている。

般若は嫉妬や悲しみ怨念によって形相が変わってしまった女を表現しているそうで、嫁さんもたまにこういった顔になる時がある。

2本の角が飛び出した般若、裏には金文字で「魔除」と彫られている。
般若面は悪い気を家に入れないよう、魔除けや守り神的な意味があるそうだ。

確かに。
こんなに怖い顔したお面を見たら、悪霊も退散しちゃうだろうね。
上部の赤い紐を持って軽く振るとカランカランと素朴な音色が響く。
般若の顔は怖いけれど、石見長浜土鈴は温かみのある質感が魅力的だ。
入手日:2022年11月26日
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宮島 神鹿おみくじ:大本山大聖院

入手場所:大本山大聖院
広島県廿日市市宮島町滝町210
TEL:0829-44-0111
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厳島神社の出口から徒歩数分、「大聖院」に着いた。
大聖院は宮島で最古の歴史を持つ真言宗御室派の大本山。

大同元年(806年)ら空海(弘法大師)が宮島に渡り、弥山の上で修行し開基したといい、鳥羽天皇勅命の祈願道場となったと伝えられている。
三鬼大権現を本尊とし、観音堂本尊の十一面観世音菩薩、勅願堂本尊の波切不動明王のほか、七福神、一願大師など数多くの仏像が安置されている。
立派な仁王門を通り御成門への階段を登っていくと…
階段の両側に数多くの“お地蔵さん”や仏像が祀られている。
その穏やかな表情に癒されながら約100段の階段を登ると境内に着いた。
広い境内には歴史を感じる入母屋造りの観音堂や本堂である勅願堂があり、大師堂では弘法大使(空海)が祀られている。


本堂で参拝後、寺務所の横にある“おみくじ堂”に行くと大師の木造坐像が安置され、数種類のお御籤(招き猫・だるま・鬼ッ子・神鹿)が授与されていた。

その中から選んだのが「神鹿おみくじ」
やっぱり宮島といったら鹿でしょう。


神鹿おみくじの案内には…
宮島に生息する鹿は古くより神の使いとされております。
おみくじを取り出した後は、お持ち帰りいただき開運招福の縁起物としてお飾り下さい。
と書かれていた。


高さ4.5cm、長さ4.5cm、可愛らしい顔をした仔鹿のおみくじ。
上をむいて縁起が良さそう、目がとてもキュートな鹿だ。


空海が開祖の大聖院は皇室や豊臣秀吉との関係も深い歴史のある寺院。
帰り際、階段を降りようとしたところ…
高台から青空と瀬戸内海が綺麗に見えた。

おぉ…、これが「空海」の由縁なのかな。
入手日:2023年9月23日
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江戸犬張り子:いせ辰

入手場所:いせ辰
東京都台東区谷中2-18-9
TEL:03-3823-1453
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江戸時代から続く伝統的な郷土玩具として知られる犬張り子。
その中でも、台東区谷中にある「いせ辰」の犬張り子は魅力的。
郷土玩具を集め始めたばかりの頃…
下町の谷根千(谷中・根津・千駄木)を走っていると、大小さまざまな「犬張り子」が並んでいる店を発見!
すぐさま駐車場に車を停め“その店”に行ってみると、看板に「いせ辰」と書かれていた。


いせ辰さんは元治元年(1864年)創業、江戸の文化が引き継がれた老舗だ。
店内には色とりどりの千代紙やおもちゃ絵と共に張り子がズラリと並んでいて、ワクワクしたのを覚えている。

そんな中、デンデン太鼓を背負った犬張り子を手に取った。


紺色で花柄のような服を纏い、桜の和柄のデンデン太鼓を背負った犬張り子。
で犬張り子は江戸時代から子供の魔除けや安産の縁起物として作られてきたもの。
犬には魔除けの力があり、多産でお産も軽いということから「犬張り子」は子供の守り神とされてきた。
また、デンデン太鼓は音を出すことで邪気を払うという意味があるそうだ。

入手日:1994年1月2日
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宮島 親子虎土鈴:越智陶芸 竹井正一さん

入手場所:民藝 藤井屋
広島県廿日市市宮島町中之町浜1132
TEL:0829-44-2047
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広島県郷土玩具ツアー。
JR宮島口駅で降りフェリーに乗って宮島に上陸。
最初に訪れたのは厳島神社。
着いた時は干潮だったのでシンボルの大鳥居まで歩いて行く事ができた。
大鳥居の高さは16mほど、下から見ると大迫力だ。

地中に柱を埋めているのではなく自身の重さで立っているそうだ。
試しに押してみたけどビクともしなかった。

厳島神社や大本山大聖院を参拝後、「表参道商店街」を散策。
ここは約70店舗が軒を連ねる宮島のメインストリート。
名物の「もみじ饅頭」を販売する店、「牡蠣」や「あなご飯」を提供する店は大繁盛。
そんな中、「民藝 藤井屋」さんには郷土玩具が数多く販売されていた。




購入したのは橫を向いた親子の虎を象った土鈴、宮島の「越智陶芸」さんの作品だ。


親の背中に乗った仔虎の可愛い事。
白いもみあげが立派な親虎は眼光鋭く凛々しい姿をしている。
同封の栞に「土鈴の由来」が書かれていた。
土鈴は遥か縄文の昔から造られており、その音色によって神を招き、悪魔を払うものとして祭祀に用いられたようです。
どこにでもある粘土が材料という手軽さと、素朴な音色、形、彩色は心に浸みるものがあり、日本各地で神社仏閣の信仰土鈴やその土地にあった郷土玩具として、庶民の間で愛されて来ました。
宮島もその例にもれず、宮島にちなんだ土鈴が沢山あります。
その土鈴を手に取った時、実り豊かな旅の思いがよみがえってくることでしょう。
宮島土鈴窯元 越智陶芸

土鈴は縄文時代から作られていたんだね。
最近「古事記」にハマっているんだけど…
「宮人の 阿由比の小鈴落ちにきと 宮人響む 里人もゆめ」の小鈴は土鈴の事なのかなぁ?
入手日:2023年9月23日
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