山形 玉乗り猿:岩城久太郎さん

入手場所:岩城人形店
山形県山形市木の実町11-10
TEL:023-622-6346
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高さ9cm、上手に玉の上に乗った猿の張り子。
どこかのサーカス会場から抜け出してきたのだろうか?
岩城さんが作る人形は、ユーモアに富んだ作風と張り子ならではの素朴な味わいがあってほっこりする♪

同封された栞によると…
幕末安政のころ、京都の士、渋江長四郎が山形下条町に土着し、仏像彫刻に巧みで、また京都嵯峨人形の手法により木型に和紙を打ち込んで、メンやダルマ、人形などを作る。
現在は木の実町の岩城がその伝統をうけついでいる。
と書かれていた。


岩城さんは、山形張り子作り一筋に歩んで70年以上…
熟練の技と職人魂が伝統の玉乗り兎をはじめ、ねまり虎、だるま、おかめとひょっとこのお面,etc.
民話や十二支をモチーフにした素朴な味わいの山形張り子に命を吹き込んでいる。

入手日:2000年3月11日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
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博多 昔おはじき:博多町家ふるさと館

入手場所:博多町家ふるさと館
福岡県福岡市博多区冷泉町6-10
TEL:092-281-7761
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九州郷土玩具ツアー。
昨日、熊本県~大分県を観光しながら郷土玩具の収集。
2日目の今日は福岡県の郷土玩具を求め博多にやって来た。
本来なら製作者の元を訪ねて入手したいんだけど、時間が無いのでそれは無理…
てなわけで福岡県の郷土玩具を扱っているお店を調べ、予め取り置きをお願いしておいた。

櫛田神社に程近い場所にある「博多町家ふるさと館」は「町家棟」「みやげ処」「展示棟」の3棟から構成される赴きのある建物。
博多人形など博多の伝統工芸品の制作実演および機織り・絵付け等の体験が行われているほか、明治・大正時代の博多の文化、人々の生活などを紹介している。
オイラが入ったのは「みやげ処」
博多銘菓などの土産物の他、博多人形や博多張り子も販売している。

館内に入り物色していると、ふと目に止まったのが「昔おはじき」
土製の小さな“おはじき”がパッケージに5種類入っている。
とても可愛いので欲しくなった♪

数種類ある中「にわか面・提灯山笠・金印・博多・お多福」と、博多に因んだ“おはじき”を購入。
にわか面とは郷土芸能の「博多仁和加(はかたにわか)」に使用される鼻の脇から目の上部までを覆う長方形のユーモラスなお面。
“にわか面”は櫛田神社の絵馬にも使われ、二◯加煎餅のおまけにもお面が入っていた。

粘土で作られたおはじきは、昔から全国各地にあり博多でも作られていた。
しかし、ガラスおはじきの出現で殆ど作られなくなってしまった。
このおはじきは博多人形の手法で1個1個手作りされているようだ。


そういえば、昔はメンコにビー玉、おはじきや凧揚げが遊びの中心だったもんなぁ(遠い目…)
ふるさと館で売られている「昔おはじき」
可愛らしいのでプレゼントにも良いかもね。
入手日:2022年8月18日
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弓野人形 早起き笛:江口人形店

入手場所:うなぎの寝床
福岡県八女市本町327
TEL:0943-24-8021
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八女市にある「うなぎの寝床 旧寺崎邸」さんは古民家をリノベーションした純和風の建物、白い暖簾が揺れている。
本来「うなぎの寝床」というと間口が狭く奥行きが長い間取りの事だけど…
こちらの店舗は間口が広くとても赴きのある造りになっている。
白暖簾をくぐり店に入ると、どこか懐かしい空気が漂う和の空間があった。
こちらは「衣・食・住」をテーマにした様々な商品を取り扱っているセレクトSHOP。
靴を脱いで上がると、そこには陶芸品や木工品、ガラス製品、和装の服、籠、郷土玩具,etc.
いろいろ味のある商品が展示販売されていた。

こちらの早起き笛(弓野人形)は江口人形店さんの作品。
「早起笛」と書かれた笛の上に鶏がとまっている。
真っ赤な顔の鶏は青い尾が特徴的。

試しに笛を吹いてみると「コケコッコー!」や「クックドゥ~ドゥルドゥ!」とは鳴らず…
「ホーホー」と素朴で優しい音色で鳴った。
同封の栞に「弓野人形」の由来が書かれていた。

現代人が求めているものは泥くさい素朴さである。
それを充してくれるものに郷土民芸の弓野人形がある。
武雄市西川登町弓野がその地であり、現在の産地でもある。
弓野人形の歴史は明治十五年(一八八二年)にさかのぼる。
博多人形師藤原清重(清左エ門)に弟子入りした原田亀次郎 (博多大名町生れ)は博多人形の製作技術を身につけるため一生懸命努力したが、弟子入りして五年ほどすると博多人形の作られた美にあきたらなさを覚え、九州の各地を修業し嬉野町吉田山にやって来た。
これを知った弓野のつくり酒屋のご隠居奥川権左衛門は自宅に招いて心おきなく滞在することをすすめた。
亀次郎はその恩義に報ゆるため腕におぼえの土人形をつくった。
欲得を離れた心で制作した土人形は素朴ななかに見る人の心をなごやかにするものがにじんでいる楽しいものであった。
そこで、亀次郎の腕を見込んだ同地の旅籠若松屋の主人 江口友三郎は亀次郎を養子に迎え、工房を新築して、本格的な弓野人形の製造をはじめたのである。
時代の移り変りに従って製造品は三月・五月の節句人形・ 玩具・置物などから大正年代には子供たちの郷愁を誘うトテッポッポ (ハト笛)がつくられた。
製品には変遷があったが泥くさと素朴さは一貫して流れている。
弓野人形窯元 江口人形店
博多人形師の技術を受け継いでいる弓野人形。
そういわれてみれば、素朴ながら気品を感じれれる作品だ。
入手日:2022年7月20日
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岩槻 向かい天狗の絵馬:武蔵第六天神社

入手場所:武蔵第六天神社
埼玉県さいたま市岩槻区大戸1752
TEL: 048-799-1014
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正月高齢。
いやいや…
正月恒例の授与品ツアーに出かけた。
お正月は授与品の宝庫、神社仏閣の中には正月しか授与されない縁起物が数多くあるのだ。

今年最初に訪れたのは、埼玉県さいたま市岩槻区にある「武蔵第六天神社」
駐車場に車を停めると、隣に大きな川が穏やかに流れていた。

天明2年(1782年)創建の武蔵第六天神社。
鳥居をくぐり境内に入ると巨大な「向かい天狗の絵馬」があった。

※左が烏天狗、右が大天狗


本殿で参拝を済ませ、目当ての「御眷属(向かい天狗の絵馬)」を授与品して頂いた。
御使役の天狗様は諸々の心願を叶える仲立ちをしてくれるそうだ。
烏天狗と大天狗が向かい合った絵馬。
何とも言えない風情がある。

同封の栞に「御眷属」の説明が書かれていた。
【御眷属(ごけんぞく)】
天狗さまは第六天大神の御使役として、諸々の心願を叶える仲立ちをされています。
古来より当社に伝わる向かい天狗の絵馬は、火難・盗難・疫病を除き、邪気を祓い、以って家内安全・商売繁盛・五穀豊穣等に霊験著しい護符であります。
御眷属(天狗絵馬)は玄関・門戸の入口にお飾り戴く事により外からの邪気、諸々の禍事、疫病を塞ぐと共に、盗賊・火難を除けると言われております。
※畑等にお飾り戴く場合は青竹に挟むか又は紐等で結んでお飾り下さい。
「眷属」とは神に代わって神の意志を伝える使者の事で、多くはその神と関連する動物(想像上の動物を含む)。
神と同様の力を持つため「眷属神」とされ、眷属神を祀る神社もある。

あぁ勘違い…
「武蔵第六天神社」という名前から、てっきり天神様(菅原道真公)をお祀りしていると思っていたけれど。
こちらは第六天大神をお祀りしている神社なんだね。
第六天は仏教における欲界六欲天の最高位(他化自在天)との事でした。
今年は第六天の眷属である天狗にわが家を守って貰おう。

※2023年お正月授与品ツアーの戦利品♪
入手日:2023年1月1日
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高崎招き猫

入手場所:ふるさと見本市
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郷土玩具に興味を持ち始めたのが1992(平成4)年。
「全国郷土玩具ガイド(第2巻)」を頼りに東京都内の郷土玩具収集を開始した。

そんな矢先、東京ドームで「ふるさと見本市」なるものが開催された。
もともと物産展というものには全く興味が無かったんだけど…
(ひょっとしたら全国の郷土玩具を見る事ができるかもしれない)と思い行ってみた。
東京ドームの内野スタンドには都道府県のブースがひしめき合い、全国各地の食品や工芸品等の特産品が並んでいた。
そこには「喉から手が出るぐらい欲しい郷土玩具」もたくさんあった。
郷土玩具を集め始めた時から「絶対に現地で調達する」という信念があったのに…
「群馬県」のブースでこの招き猫と目が合い(どうしても家に連れて帰りたい)という衝動にかられてしまった。

高さ10.5cm、幅6cmの高崎招き猫。
左手を上げている事から、人を招いてくれるはず。
ドーム内は人でごった返していたので、どなたの作品なのか聞けなかったのが残念だ。
この日を最後に、知人から頂いた郷土玩具以外は「現地調達」に専念するようにしている。

※右手を上げている招き猫はお金を招いてくれるそうだが、その効果は今のところ無い…
入手日:1994年1月23日
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多摩 だるま抱き猫:会田さん

入手場所:会田さん宅
東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎65
TEL:0425-57-1643
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東京の多摩地区郷土玩具ツアー。
新青梅街道をひたすら西へ走る事1時間以上。
ようやく瑞穂町「箱根ヶ崎」の信号にたどり着いた。

目指すは多摩達磨の製作者、会田さんのお宅。
お伺いする旨の電話を入れておいたので気持ち良く迎えて頂いた。
おばあちゃんも奥さんもとても感じの良い方で、お茶を頂きながら世間話しに花が咲いた。


見せて頂いた張り子たち(多摩だるま・大黒だるま・招き猫・多摩狐,etc.)は、どれも良い味を出している。
「全部下さい!」と言いたいところだけど、我がツンドラ財布では無理な話…
中でも1番気に入ったのがユーモラスな「だるま抱き猫」
「達磨」と「招き猫」という2種類の縁起物が合体したありがたい起き上がり。

顔じゅうヒゲだらけのようなニャンコの描き方が特徴的。
養蚕に害を及ぼすネズミの天敵(猫)と、豊蚕に願いを込めた達磨を組み合わせた張り子。
かつては養蚕農家の神棚に置かれ祀られていたそうだ。

毎年3月3~4日。
東京調布市の深大寺で開かれる「だるま市」では会田さんが製作する多摩だるま(招き猫、多摩狐や大黒達磨,etc.)が販売されている。


また行きたいな~♪
入手日:1998年2月22日
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大分 赤兵子(あかべこ)天神:豊泉堂

入手場所:民芸の店ぶんご
大分県大分市府内町3-7-29
TEL:097-532-6436
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「民芸の店ぶんご」さんで見つけた天神さま。
天神人形は各地に存在し、それぞれ特徴があって面白いので精力的に集めている。
こちらは高さ7cm、豊泉堂さんが復元された赤兵子天神。


赤い装束の中央には梅鉢の紋、黒烏帽子を被り黄色い笏を持った天神さま。
カラフルな縦縞の縁に座っている。
顔立ちは穏やかで涼しげ、袖の部分が横にピンと張っているのが特徴的だ。
同封の栞に赤兵子天神の由来が書かれていた。

中々難しい文面だけど、要約すると…
都からの討手を逃れ豊後の国 玖珠郡に逃れて来た菅原道真公は、老婆の機転で赤い湯文字に隠れ難を逃れる事ができた。
道真公は玖珠の村に(感謝の気持ちを込め)自らの姿を木像にしてこの地に残すと、玖珠の人々は宮を建て形見の木像を奉り玖珠天神とした。
俗称として「赤兵子(あかべこ)天神」といわれている。という内容だ。
(はて、湯文字とは何だろう?)と思って調べてみると…
なんと腰巻(女性用の下着)の事だった。
道真公はお婆ちゃんの真っ赤な腰巻に隠れて難を逃れたんだね。
どうせなら「赤腰巻天神」と名付ければ良かったのになぁ。
入手日:2022年8月17日
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夫婦つればり:康重窯

入手場所:平戸物産館
この人形の事を書く前に…
まず紹介したいのが高知市で入手した「つればり」というセクシーな土人形。

なぜセクシーなのかというと…
この人形、女陰がリアルに描かれているのだ。
「つればり」とは方言で「連れション」の事。
土佐の女性(3人)が並んで連れションしてるのが「土佐のつればり」だ。
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キャー!セクシー❤
まぁ、郷土玩具というのは信仰に基づいた物やその土地に伝わる風俗や土着の文化を象った物もあるからね。
中には男根や女陰をリアルに象った民芸品があるのも事実。
こちらの土人形は“ある方”からのプレゼント。
なんともユニークな人形じゃないか♪
頂いた際、どこの何という名前の土人形なのか聞き忘れたので後日ネットで調べてみると…
どうやら長州土鈴(山口県)の「夫婦つればり」という人形らしい。
あ、こっちは夫婦で連れションかw


旦那さんは着物の前をはだけて大きなイチモツを握っている。
それを覗き込んでる嫁さんは着物の裾をめくり上げて女陰が丸見え。
夫婦で連れションしている姿が滑稽で見ていて楽しくなる♪

土佐の「つればり」は全員満面の笑みで気持ち良さそうに“してる”けど…
長州の「つればり」は2人とも何ともいえない顔をしているのが面白いね♪

入手日:2022年8月19日
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松江 犬張り子:授産センターよつば

入手場所:島根県物産観光館
根県松江市殿町191
TEL:0120-404-150
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三連休を利用して山陰旅行。
出雲大社や松江城、足立美術館、境港など
ひととおり観光地を堪能した後は、郷土玩具を求めて「島根県物産観光館(島根ふるさと館)」を訪れた。

館内には島根県を代表とするお土産がズラリと並んでいる。
2階に上がると工芸品のコーナーがあり、郷土玩具もいろいろ揃っていた。

そんな中、首振りの犬張り子と目があった。
戌年生まれという事もあり、ワンちゃんの張り子は大好き。

自宅の人形ケースには犬張り子が並んでいるけど、首振りの犬張り子は1体(金沢張り子)だけ。
とても珍しいので即購入した。

高さ7.5cm、長さ11cmほど。
とても丁寧に作られた犬張り子。
製作した方の温もりが伝わって来るようだ。

同封の栞によると…
張り子細工は、江戸時代、越前(福井)、土佐(高知) 筑後(福岡)、日立(茨城)、下野(栃木)など紙の産地 から発達し、町人文化が栄えてくるにしたがって、 全国的な製作が見られるようになりました。
製法は、木彫り等の原型に紙を張り重ねてゆき、 乾燥してから二つに割って型から抜き取りそれを張り合わせ描彩を施して作り上げてゆきます。
土木に比べると、紙自体のふっくらした柔ら着色が、自由な着想の香作出現に繋がりました。
そうした点を踏まえ「干支張り子」を製作いたしました。
製造元 授産センターよつば
確かに張り子は、土人形や木彫りの人形に比べて“ふっくら”としたフォルムで紙の温かみがある。
全国にはいろいろな素材で作られた郷土玩具があるけど、やっぱり張り子が1番好きだなぁ♪

入手日:2022年11月26日
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安曇野 道祖神土鈴:穂高神社

入手場所:穂高神社
長野県安曇野市穂高6079
TEL:0263-82-2003
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雄大な北アルプスの裾野に広がる安曇野。
その田園風景はとってものどかで良い景色、風が心地よく吹いている。
そして安曇野は道祖神の宝庫だ。
道祖神はいわゆる路傍の神。

集落の境や村の中心、街道の辻、三叉路などに石碑や石像の形態で祀られている。
江戸時代から五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄など祈りの対象となっていた。

観光案内所で頂いた“道祖神めぐり”のパンフレットを元にたくさんの道祖神を見て回った。
道ばたの片隅でひっそりと村人を見守る道祖神。
安曇野の道祖神は男女の双体像が多く、仲が良さそうで微笑ましく見ていられる。

「穂高神社」は安曇野市穂高の本宮のほか、上高地に奥宮、奥穂高岳山頂に嶺宮があることから「日本アルプスの総鎮守」といわれている。
境内には拝殿の前に神楽殿が建ち、右手に若宮社と境内社数社が鎮座している。


拝受した「道祖神土鈴」は高さ7cm、幅6cmほど。
安曇野で見かける道祖神を象った土鈴だ。
表には仲睦まじく手を取り合い寄り添う男女の姿が描かれ、裏には「穂高神社」の文字が彫られている。


のどかな田園風景を眺めながらの道祖神巡り、なかなか良い思い出になった。
入手日:2006年7月17日
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森町 石松人形:人形工房 亀八

入手場所:人形工房 亀八
静岡県周智郡森町天宮654-1
TEL:0538-85-2647
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「江戸っ子だってね」
「喰いねえ 喰いねえ 寿司喰いねえ」でお馴染み“遠州 森の石松”は、清水次郎長の子分の中でも一番の人気者。
酒飲みの荒くれ者だけど義理人情に厚く、どこか間が抜けた愛すべき人柄。
仲間から「馬鹿は死ななきゃ直らない」とからかわれるキャラクターで講談や浪花節(浪曲)にも数多く登場する。
遠州森町村(静岡県周智郡森町)は石松が少年期を過ごしたゆかりの土地。
「森の石松」の「森」は森町から来ている。
町内の大洞院には石松のお墓があり、毎年墓前で供養祭が行われているそうだ。


高さ15cmの石松人形は「三度笠が重り」になった張り子製の起き上がり。

片目で睨みを利かせた石松は布製の道中合羽を羽織っている。

合羽からげて刀を差し三度笠の上で胡坐をかく姿は、まさに“股旅やくざ”って感じでカッコいい♪
この人形は森町出身の知人から譲って頂いた大切な人形だ。
入手日:1996年2月14日
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博多 虎張り子:三浦隆さん

入手場所:博多町家ふるさと館
福岡県福岡市博多区冷泉町6-10
TEL:092-281-7761
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九州郷土玩具ツアー。
昨日、熊本県~大分県を観光しながら郷土玩具の収集。
2日目の今日は福岡県の郷土玩具を求め博多にやって来た。

本来なら製作者の元を訪ねて入手したいんだけど、時間が無いのでそれは無理…
てなわけで福岡県の郷土玩具を扱っている施設を調べ、予め取り置きをお願いしておいた。

訪れたのは櫛田神社に程近い場所にある「博多町家ふるさと館」
館内の「みやげ処」には博多銘菓などの土産物の他、博多人形や博多張り子も販売している。



レジのおばちゃんに名前を告げると、予約しておいた張り子をカウンターに並べたくれた。
福岡県を代表とする郷土玩具の博多張り子は、江戸時代から縁起物として作られてきた。
今でもその技術は受け継がれており、博多達磨や虎、お面などの縁起物が製作されている。

こちらの虎張り子は博多張り子の製作者 三浦隆さんの作品。
博多の虎張り子の特徴は、なんといっても大きな耳。
太い胴体に太い足、どっしりとした風格のある虎だ。

頂いたパンフレットに博多張子の事が書かれていた。
博多張子は縁起物のだるまや福笹に付けるタイなどの飾り物、五月の節句のトラ、おかめやひょっとこ面など種類が多いのが特長です。
作り方は木や石こうで作った型に和紙や新聞紙などを貼り、天日で乾燥させた後、型から取り出して絵付けをします。

江戸時代より庶民の暮らしの中で愛されて来た博多張り子。
今でも端午の節句や博多どんたく(にわか面)や十日恵比寿(飾りの鯛)には欠かせない物のようだ。
入手日:2022年8月18日
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柏 下総玩具 行水:松本節太郎さん

入手場所:高崎高島屋(松本節太郎遺作展)
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1994年、柏市にある根戸工房(松本節太郎さんのお宅)にお邪魔した。
突然の訪問にも関わらず快く部屋に案内して下さり、いろいろな話を伺うことができた。
部屋にはおびただしい数の作品が並ぶ松本ワールド、どの人形も素朴で個性的だ。
ユニークな表情の下総人形を見た瞬間とりこになった♪
松本節太郎翁の作品は他では味わえない独特の個性がある。

頂いたプロフィールによると…
1903年(明治36年)、東京下谷で染物屋の四男として生まれた松本さんは戦災に遭い柏に疎開。
戦後「郷土玩具」を作り始め昭和23年頃から上野・浅草・亀戸などで街頭販売。
昭和63年、第一回・ヌーベル文化賞受賞。
平成になると各地で「下総玩具展」が開かれる。
2004年(平成16年)、101歳で永眠。
根戸工房さんにお邪魔したのは1994年。
あの時、松本翁は御年91才だったんだね。
2006年(平成18年)、1月2日~1月9日
高崎高島屋で「松本節太郎遺作展」が開かれると知って駆け付けると…

そこはまさに「松本節太郎ワールド!」
首人形、だるま、干支人形、各種動物の張り子、雛人形、天神、お面,etc.
粘土や和紙を使って作られた「下総玩具」がズラリと展示されていた。
素朴で温かみのある人形は各地にあるけれど…
ここまでユニークで愛嬌のある人形はお目にかかった事がない。

高さ11cmの「行水」は和髪を結った女性が“たらい”の中で行水している様子を模った土人形。
たらいの裏には「下総」と「根戸工房」のシールが貼ってある。

真っ白い身体の女性がセクシー。
年齢は何才ぐらいなのだろう?


男性の皆さんの為にあらゆる角度で撮ってみた。
こっそり塀の隙間から覗いている雰囲気になっただろうか?w
入手日:2006年1月4日
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金沢 犬張り子:中島めんや

入手場所:中島めんや
石川県金沢市尾張町2-3-12
TEL:076-232-1818
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北陸新幹線(はくたか)に乗って金沢旅行♪
リーズナブルに観光しようと思い金沢駅前でレンタサイクルを契約。

チャリンコにまたがり金沢の主要な観光スポット(近江町市場・兼六園・金沢城・ひがし茶屋街・21世紀美術館,etc.)をササッと堪能。
その後、金沢に伝わる郷土玩具を求め「中島めんや」さんに向かった。

歴史を感じるこぢんまりとした店内には加賀人形を中心に「米食いねずみ」や「もちつき兔」など有名な郷土玩具も販売されている。
そんな中、珍しい犬張り子と目があったので即購入を決めた。

高さ12cmほどの犬張り子。
くりっとした青い目、ブルーの前掛けと赤い服が加賀らしく鮮やかなのが特徴的。
くるんと丸まった尻尾がなんとも可愛らしい。


戌年生まれなので犬張り子は精力的に集めているんだけど…
首振りタイプの犬張り子は初めてお目にかかった。
※一般的な犬張り子

同封の栞によると…
平安時代から、犬は正直で主恩を忘れず魔を取り除きお産が軽く、元気で成長が良いと云われ、御所の清涼殿に狛犬の像を置いたのが始まりと伝えられ、郷土玩具として犬を美しく象徴した張り子細工はわが国の郷土玩具の中でも傑作とされています。と書かれていた。

昔から犬は縁起物に必需品。
特に「犬張り子」は子供の健やかな成長を願う気持ちが込められた素晴らしい郷土玩具だと思う。
入手日:2016年9月25日
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越谷 犬張り子:鈴幸人形店

入手場所:鈴幸人形店
埼玉県越谷市大沢4-6-52
TEL:0489-76-2266
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越谷駅から県道を越えた大沢の住宅街にある「鈴幸」さん。
予め電話を入れておいたので快くお部屋まで案内してくれた。
鈴幸さんのお宅は玄関から居間まで数多くの郷土玩具が並んでいたのでビックリ!

さっそく「鈴幸」さんで作られたコレクションの数々を見せて頂いたところ…
オイラが好きな小さな張り子が多くて目がキラキラ♪
「全部下さい!」と言いたくなるほどだった。

こちらは高さ10.5cmほどの犬張り子。
縁起物のでんでん太鼓を背負っている。
クリッとした青い目が可愛い典型的な犬張り子だ。
「顔をピンクに染めるのがウチの特徴なんですよ」と鈴幸さん。
そう教えてくれた通り、犬張り子の顔はピンクに染まり可愛さMAX♪
駄菓子菓子!
いつも間にか肝心なピンク色が消えてしまった。

鈴幸さんのお宅にお邪魔したのは平成6年1月。
このワンちゃんは30年近く我が家で過ごしている。
そりゃ色も薄くなるわな。
入手日:1994年1月9日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
【笑い豚2】
60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ。
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