虎張り子:楠田正男さん

入手場所:楠田宅
大阪府守口市
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大阪 船場の道修町は古くから薬種問屋が集まる「薬の町」として知られ、現在も日本を代表する薬品会社の本社・大阪本社が集結している。
そんな道修町に鎮座しているのが日本医薬の総鎮守「少彦名(すくなひこな)神社」

安永9年(1780年)、薬種中買仲間の伊勢講が薬の安全と薬業の繁栄を願うため、京都の五條天神社より少彦名命(日本の薬祖神)の分霊をお迎えし、以前から祀っていた神農炎帝と合祀したのがはじまり。
地元では「神農(しんのう)さん」と呼ばれ親しまれている。

少彦名神社では、毎年11月22日、23日に「神農祭」が開催され、五葉笹に付けた神農の虎(虎張り子)が授与されている。

高さ5cm、長さ11cmほど、可愛らしい顔立ちの虎張り子。
ゆらゆら揺れる頭が特徴的、心を和ませてくれる懐かしい温もりを感じる。
この虎張り子は郷土玩具を集め始めたばかりの頃、嫁さんから誕生日プレゼントで頂いた。
「神農の虎」の製作者(楠田さん)からこっそり送って貰っていたようだ♪

江戸時代、上方でコレラが大流行した際、少彦名神社で祈祷された丸薬「虎頭殺鬼雄黄丹」と一緒にお守りとして配ったのが神農の虎。
「三日ころり」として恐れられたコレラにも効き目があったそうで、以後「神農祭」で張り子の虎の授与が恒例となった。
「神農の虎」は魔除け・無病息災のご利益があるそうだ。
※「神農の虎」は昭和61年の年賀切手のデザインにもなっている

入手日:1994年11月15日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
【笑い豚2】
60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ。
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