大分 福獅子:豊泉堂

入手場所:民芸の店ぶんご
大分県大分市府内町3-7-29
TEL:097-532-6436
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高さ4.5cmほどの土人形。
紅白一対の福獅子は、神社に置かれた左右一対の狛犬のように阿吽の形となっている。
神社の狛犬は獅子を模して怖い顔立ちをしているけど、こちらの獅子はメッチャ緩やかな表情。
怖さどころか可愛さ満載だ。

同封の栞に福獅子の事が書かれていた。
獅子も獅子舞も、千三百年前大陸文化の影響を受けて我国に渡来した文化財であると云われている。
此の行事は仏教伝来当時の人々が始めたもので、豊後の国守護職 初代大友能直から二十一代宗麟の時代まで伝世四百年、二十一代に渡って梅雨入りの六月朔日、除厄豊作祈願のために別府地方の村々から豊後一帯に福獅子を舞せたと言はれる。
『四百年前の大友家年中行事記にも六月朔日の椀飯の後、福獅子舞参る』 と記録されてある。
その福獅子を後藤碩田は大化帖に描き世に『豊後福獅子』の事を紹介されている。
現在大分県郷土玩具中の第一に算えられる、福獅子は民芸研究家家磯辺鴨村氏が時代考証のもとに制作したもので雅趣愛すべきもので郷土色豊なものとしても広く一般に賞玩されている。
(豐泉堂)

ようするに、豊後の国では初代 大友能直から21代宗麟までの400年もの間、梅雨入りの日に厄除と豊作を祈願して福獅子が舞われていたんだね。
厄除けや豊作を願って舞われた豊後の福獅子。
時を経て、わが家の一員となってくれた。
入手日:2022年8月17日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
【笑い豚2】
60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ。
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