京都 おかめだるま:千本釈迦堂

入手場所:千本釈迦堂
京都府京都市上京区七本松通り今出川上ル
TEL:075-461-5973
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高さ9.5cmほどの姫だるま、裏には「千本釈迦堂」と書かれている。


手描きならではの素朴な顔立ち。
“おかめ”という割りには美形な顔立ちをしていて唇が可愛い。
引眉(ひきまゆ)が施され、元々あった眉毛よりも随分上に楕円形の眉が描かれている。
昔の人ってこういった化粧が流行っていたんだね(まるで能面みたい)
おかめは「お多福」といわれる通り縁起がよく、願い事も成就するらしい。

【千本釈迦堂に伝わる「おかめ塚」の話】
千本釈迦堂を建てる時のこと。
大工の棟梁として名声を馳せていた長井飛騨守高次が、誤って本堂を支える親柱の四本の内の一本を短く切ってしまいました。
困り果てていると、妻のおかめが…
「柱を短く揃えて高さを合わせればどうでしょう」と助言をしました。
おかめの助言により無事に本堂は完成したのですが、おかめは「女の知恵を借りて完成させたと言われては主人の恥となる」と上棟式を待たず自らその命を絶ってしまったのでした。
この話は大工達に受け継がれ、江戸時代の半ばに本堂の脇に「宝筐院塔(おかめ塚)」を建立しました。
この故事が広く民間伝承となり、今でも「おかめ面」は上棟式の御幣となっているそうだ。

どうして“おかめ”は自ら命を絶ってしまったのか?
助言した事を内緒にしておけば済む事なのに。
なんだか棟梁が可哀そうな気がするよ…
1227年に建立された千本釈迦堂は京都で最も古い寺院。
「応仁の乱」の戦火も免れた本堂は国宝に指定されている。

※おかめ塚の由来が本当ならば…
千本釈迦堂は本来の設計図より、少し低く建っているという認識でよろしいでしょうか?
入手日:1999年3月13日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
【笑い豚2】
60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ。
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最後まで読んで下さり ありがとうございました
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