木彫りの鷽鳥:千葉天神

入手場所:千葉天神
千葉県千葉市中央区院内1-17-4
TEL:043-224-2211
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正月から節分までの期間、郷土ガンガー(郷土玩具マニア)は慌ただしい。
なぜなら正月期間しか授与されないお宝巡りの他に鷽替え神事もある。
鷽替え神事とは菅原道真を祭神とする天満宮において行われる神事。
木彫りの鷽(うそ)を毎年取り替えることで、前年にあった悪しき事を嘘(うそ)とし、本年は吉となることを祈念して行われる。

都内近郊の天満宮では1月25日に「鷽替え神事」を行う事が多い。
なので1月25日が平日に当たる年はサラリーマンは行けない可能性がある。
そんな中、千葉天神の鷽替え神事は毎年1月25日~2月3日。
ありがたい事に9日間も行われるので土日を利用して行けるのだ。

JR千葉駅で降りて歩く事10分、千葉神社に着いた。
千葉神社は1000年(長保2年)、千葉氏の守護神・妙見菩薩を本尊とする寺院(妙見寺)として平忠常が建てたのが始まりなのだという。
神聖な空気が漂う広い境内、本殿は竜宮城のように立派だ。

境内を進むとお目当ての千葉天神を発見。
千葉天神は平安時代末期の1182年(寿永元年)、千葉神社境内に勧請された学問の神様・菅原道真公を御祭神とする神社。


「頭が良くなりますように…(なむ~)」
天神様にお祈りした後は、お楽しみ鷽替えタイム。
千葉神社の社務所では「5種類の木彫りの鷽鳥」を授与している。

手彫りの温もりを感じられる素朴な鷽鳥。
全体的に細長く袴の部分に巻かれた紙には「千葉天神」と書かれている。
可愛らしい真ん丸の目、頭頂部がブルーに彩色されている珍しい鷽だ。

天神様と鷽の関係については諸説あるが、有名な伝承としては…
大宰府へ左遷された菅原道真公が神事を行っていると、蜂の大群が現れ民衆が襲われそうになった。
そこに多数の鷽が飛来し蜂を退治したといわれている。
この故事から「鷽鳥は厄災を祓い幸運を招く鳥」とされ、天神様のお仕え鳥として祀られている。

Wikipediaには鷽は「スズメ目アトリ科ウソ属に分類される鳥類の一種」と書かれていた。
「木彫りの鷽」は何度も見た事があるけど、「本物の鷽」は一度も見た事がない。
どこに行ったら見られるのだろう?

入手日:2023年1月29日
※掲載されている内容は当時のものです、情報が古い場合がありますのでご了承下さい。
【笑い豚2】
60代。酒場を知り尽くした男の飲んだくれブログ。
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